お客様インタビュー F様

お客様:ご主人
インタビュアー:田村

今回のお客様は、築50年の家を建て替えされたお客様。
72歳(2024年現在)のご主人の趣味は「音楽鑑賞」オーケストラに魅了され、その空間を家に持ち込みたい! ということで「防音室」をつくりました。
他にも、ご主人は奥様のことを考え間取りをご自身で考えるなど家づくりを熱心に研究され理想の家づくりを予算内で実現することに成功しました。

今回はそんなご主人から、素人でも理想を実現するコツもお話をお聞きしました。
家づくりの参考にもぜひ、ご覧ください。


田村
うわぁ凄い。改めてみるとすごい音楽室ですね。

ご主人
おかげさまで、理想の部屋ができましたよ。

田村
今、楽しんでいらっしゃいますか?

ご主人
はい、もちろん。趣味があるおかげで充実した生活になっています。

田村
それでは、インタビュースタートさせていただきますね。

ご主人
よろしくお願いいたします。

 

■悩みましたよ、建て替えるかそのままの生活で我慢するか。

 天秤にかけて選択しました。

田村
まずは、家を建てようと思ったきっかけから教えていただけますか?

ご主人
単純に家が古くなったからですよ。
私が15の時に建てた家、今、72だから…

田村
およそ50年、ですね。
具体的には何か不具合が出たりしたのでしょうか?

ご主人
決定的な理由はやっぱり「省エネ」ですよ。いわゆる光熱費もう半端じゃないんですよ。
電気代が2~3万円かかって、冬は灯油代が2~3万円かかって、それだけで5万ですよ。
そんなかかるのに、寒い想いして古い家に住んで…って。
でも、悩みましたよ。自分も年金生活者なので、退職金をほとんど使っちゃうわけだから。
このままにするか、思い切って建て替えるかを天秤にかけてね。

田村
そうですよね。決断の決め手はなんだったのですか?

ご主人
決定的なのはやっぱりこれですよ(音楽部屋を指す)

田村
ご主人の趣味、ですね。

ご主人
そう、どうしても22時を過ぎてから音楽を聴きたいっていう想いがあって。以前の家では迷惑がかかるっていうのでできなかったから。募る想いがあったんですね。

田村さん
夜中に音楽聴いているんですか?

ご主人
いいんですよ、夜に聞くと。

田村さん
ベストは夜なんですね。

ご主人
落ち着くんですよ。それでこの防音室をつくってもらったんです。

田村さん
へぇ、私も聞かせてもらうことって…

ご主人
いいですよ、準備しますね。

 

(部屋で音を流していただく)

(部屋の中、外で音の具合を確かめる)

 

田村
凄い、全然聞こえない。

ご主人
そうでしょ。騒音というデジベル数にならないように設計してもらっているんです。

田村
思った以上に聴こえなかったですね。

ご主人
東都さん一生懸命作ってくれたから(笑)
遮音っていうのはなかなか簡単じゃないんですよ。まして、こちらは予算も限られているでしょ。社長さんが「やります」って言ってくれたからできたけど、普通はできないんです。

田村さん
当時は、社長が担当させていただいたんですよね。

ご主人
そう。ちょっと専門的な話になっちゃうけど、500Hzを基準として、なんとしても40デシ遮音にしてって頼んだんですよ。私は素人なので施工の仕方はわからないのでお願いって社長さんに言ったら、社長さんがね「わかりました」って

田村
音楽の趣味は長いんですか?

 

ご主人
もう50年になりますね。たまたま聞いたオーケストラに魅了されて、オーケストラを部屋に持ち込みたいって想いで作り始めたんです。夜に聞くのもそこに近い状態になるからなんですよ。

田村
作りはじめたって…えっ、これ全部自作ですか?

ご主人
そうそう。メーカー製のはね、高けりゃすごい機械もありますよ。でも、なかなか買えるものじゃないから作り始めたんです(笑)このスピーカも自作なんですよ。配線もネットワークも全部自腹で。

田村さん
ええ~すごい!

ご主人
例えばこれもね、これと同質のやつを買ったら多分1個で100万円以上すると思うんですよ。でも自分で作れば材料費だけで済む。もちろん勉強しなきゃダメですよ。電気の勉強をしなきゃダメなんだけども、工夫ですよね。

田村
今は、思う存分できて良かったですね!

ご主人
でもまぁあんまりやりすぎるとね。一応、ご近所さんにはお声がけさせてもらって。うるさかったりしたらスグに言ってくださいねって。

 

地震の怖さ、これもありましたね。

 

田村
音楽以外に考えたことはありましたか?

ご主人
あとは、地震ですよね。
淡路神戸大震災や東日本大震災があって。以降、耐震基準も変わったんですけど、でも基準だけじゃなくて地震が起きても安心できる家を建ててくれる会社を探していたというのもあります。

田村
古いお家はそのリスクがありますよね。

ご主人
はい。前の家もね、大丈夫だとは思うんだけど50年も前でしょ。で、当時の大工さんのつくった家でしょ。当時の大工さんだと、正直言って計算なんてしてないんですよ。カンと経験でやってきたんですよ。
一方で、最近の大工さんはね、工務店さんっていうのかな、しっかり設計士さんに依頼もして、最後に耐震基準の構造計算っていうのをやるじゃないですか。昔はそんなのやってませんから、だから不安でね。

ご主人
実際、筋交いなんかもね、前の家まったく入ってないですから(苦笑)

 

田村
ご主人は、建築にもお詳しいんですね。

ご主人
いえいえ、詳しくはないですよ。でも、たまたま仕事で建物の管理を任されていたものですから。

 

田村
そうだったんですね。東都ハイムのことはどのようなことで知っていただいたんですか?

ご主人
はじめては、30年くらい前ですね。

田村
そんな前ですか!?

ご主人
そう、建て替えも少し考えはじめたころに近くでオープンハウスをするということで見に行ったのが、東都ハイムさんの現場だったんですよね。

田村
へぇ

ご主人
それで、多分営業さんだと思うんですけど、遮音の相談をしたらしっかりと答えてくれたんですよ。防音と遮音の違いとか、専門家でも意見が分かれるようなことにも精通していて、とても信頼がおけたんです。
確か、以前フルートか何かの練習をするための部屋をつくったことがあるって言ってたかな。

田村
そうだったんですね。他には相談しなかったんですか?

ご主人
しなかった、だって東都さんができそうって思えたから。他の現場の上棟を見せてもらったんですけど、えらい丁寧だなと思って。自分が家を建てる時は東都さんに決めたって。

田村
で、弊社にお越しを。でも、突然だったのでびっくりしました(笑)

ご主人
ね、申し訳なかったけど、自分の中で決まっていたからね(笑)「こういうのを作りたい」って持っていって、若社長が対応してくれたのを憶えています。
社長は専門家で詳しかったですね~。

田村
これですね(当時の図面)これ
をお持ちになって。

ご主人
素人の設計なんで、もちろん耐震とか構造計算とかなくて。
でも若社長がそれを見て一言「大丈夫ですよ」って。水野社長、軽いよね(笑)。

田村
いやいや、図面がしっかりしていたと聞いていますよ。

ご主人
でも、予算のこともあったから相当折り合いをつけてもらったと思いますよ。私も遮音については若社長にも意見をいただいたことがあったんですけど「これなら大丈夫です」って言ってもらえて、そこはもうプロにお任せしました。

田村
結果どうでしたか?

ご主人
若社長の言う通りでした。

田村
家づくりがはじまってからは想いではありますか?

 

ご主人
そうですね、ほんと細かなところまで考えてくれたこと思っています。
趣味の部屋。
実はそこに仲間が遊びにくるので、家内と鉢合わせにならないように水周りを二階から行き来できるようにしたこと。
あと、外のシンボルツリーっていうのかな。以前あった木を一本だけ残してもらったり。少ない予算しかないのに、本当に丁寧にやっていただいたと思います。

田村
ありがとうございます。でも、本当にご主人は、趣味と同様に家のことも生活のことも研究されていらっしゃいますよね。

ご主人
やっぱり、自分のことだから、勉強するっていうのは大切だと思いますよ。

田村
そのあたり、これから家を建てるかたにメッセージとしていただけませんか?

ご主人
そう言われちゃうと、ちょっと偉そうな感じになっちゃうから嫌なんだけど(笑)

田村
いやいや、貴重なお話だと思うのでぜひ。

ご主人
さっきも言ったけど、やっぱり自分の家のことだから、自分に合った家にしたかったら、建築業者に完全にお任せではなくて、自分でも勉強する必要があると思います。
素人でもできることはあるんですよ。
まずは、夢を描く(どんな家に住みたいか、どんな生活をしたいか)難しかったら10年後の生活を描いてみると良いと思います。

次に、その夢や10年後の暮らしを実現するにはどんな間取りにするべきかって、自分で描いてみるといいと思うんです。間取りって言うと難しいと思いますが、構造とかそういうのは一切考えなくていいので、玄関から入ってこういう場所にこんな部屋があったらいいなぁって。
そして、それを東都ハイムさんに持っていく。そしたら若社長が「大丈夫ですよ」って言ってくれますから(笑)

一同 (笑)

田村
しっかりと勉強するということは大切なことだと思います。

ご主人
そう、やっぱりそうやってできた家は愛着も沸きますよ。構造や安全面はプロでないとわかりませんけど、そこまでは素人でもできますから。もし、失敗しても自分がやって失敗したことなら諦められるじゃないですか。

田村
そういうこともありますよね。他にはありますか?

ご主人
あと大切なのは、自分の想いをカタチにしてくれる信頼できる工務店を探すことですね。特に安全面などの性能面は、プロでないとわからないこともありますから。

田村
貴重なお話をありがとうございます。
このインタビューをご覧になった方にも参考になったと思います。
最後に、これから東都ハイムに期待することなどございますか?

ご主人
そうですね、東都ハイムさんは仲間づくりをされると良いと思いますよ。
例えば、共通の趣味を持って家を建てた方とか趣味がある仲間は増えると輪になって、人生の楽しみにもなるし、それが最終的には東都ハイムさんの名前を広めることにも繋がると思うんです。どうですか?

田村
そうですね! お客様の輪を広げていきたいと思います。
例えばその時にご主人の趣味部屋をご紹介しても良いですか?

ご主人
どうぞどうぞ!

田村
ありがとうございます! 嬉しいです。
私たちに対しても貴重なお話をありがとうございました!